動画で紹介されている金魚絵師とは
金魚絵師というのは文字どおり金魚の絵を専門に描く画家のことですが、今回紹介する金魚絵師・深堀隆介氏はただの絵描きではありません。
深堀隆介氏の描く金魚は手書きでありながら、まるで3Dのように立体的で躍動感にあふれています。
こちらの動画「平面に描かれた金魚がまるで本物! 金魚絵師・深堀隆介の初の回顧展『金魚養画場 ~鱗の向こう側~』」では様々な器に描かれた美しい金魚をご覧になることができます。
とても人の手によって平面に描かれた絵画とは思えないクオリティだと日本だけでなく海外でも大人気なのです。
今回は2016年に東京・西武渋谷店で行われた深堀隆介展『金魚養画場 ~鱗の向こう側~』と彼の芸術が出来るまでの工程を紹介した貴重な動画です。
金魚絵師・深堀隆介とは
金魚絵師・深堀隆介の代表作品は一合枡や五勺枡などの器にアクリル樹脂を流し込み、そこにアクリル絵具で金魚を描く「金魚酒」です。
金魚酒はインスタグラムなどで公開され、海外でも話題になりましたが、その制作過程は何層にも重ねられたアクリル樹脂に筆で描かれた完全な手書き作品です。
作品の貴重な制作工程は動画の1:22からご覧になれます。
流し込んだアクリル樹脂に金魚を描いているので0:15からご覧になれるように真横から見ると金魚は見えません。
制作には樹脂は超難黄変エポキシ樹脂を使用しています。
金魚絵師・深堀隆介は芸術家に転向した頃は彫刻やキャンバス絵画なども手がけていましたが、今は金魚作品しか手がけていません。
そのあまりにも独創的な作り方ゆえに、世界初の金魚絵師と言える美術作家は深堀隆介氏なのです。
最近は彼の立体作品スタイルを模したクリエイターが世界中で活動しています。
こちらの動画で紹介されているのは「回顧展」ですが、金魚絵師・深堀隆介は2012年以降コンスタントに個展を開き、数々の受賞歴を持っています。
特に宮崎県のみやざきアートセンター、静岡県の佐野美術館、山形県東根のまなびあテラスで行われた展覧会「平成しんちう屋-行商編-」には毎回多くの観客が訪れ、彼の描く金魚に魅了されています。
金魚絵師・深堀隆介のこれまでの作品展
それではこれまでに開かれた金魚絵師・深堀隆介の作品展・アートワークをご紹介しましょう。
・平塚市美術館:「平成しんちう屋」
・やとみ金魚アクアリウム&深堀隆介展2018
・刈谷市美術館 金魚絵師 深堀隆介展「平成しんちう屋」
・大阪阪急うめだ本店 コンコースウィンドー(2019年)
・東京・西武渋谷店深堀隆介回顧展「金魚養画場 ~鱗の向こう側~」
など。
金魚絵師・深堀隆介の動画紹介まとめ
現在は横浜に住む金魚絵師・深堀隆介の作品は貸工場を改装したアトリエで作られています。
全工程が手作業のため、大量生産ができないこともあり、人気の作品やグッズは抽選販売で、値段もひとつ数万円から数十万円の高値が付けられています。
熱心なコレクターも多く、彼の作品を多数保有するコレクター自身がプライベートの作品展を行うぐらい深堀隆介氏が巻き起こした金魚作品への熱は冷めるところを知りません。
今後も金魚絵師・深堀隆介氏の活躍に期待したいところです。
【公式ホームページ】金魚養画場 美術作家 深堀隆介オフィシャルサイト
http://goldfishing.info/
コメント