歴史について

日本の歴史

福島関所資料館の画像
写真:福島関所資料館

日本列島の人類の歴史は、今から約10万年前までさかのぼります。
旧石器時代と言われる当時は北海道と九州はひとつの大陸で地続きとなっていました。

世界最古とされる石器が発見されている約4~3万年前の新石器時代には、最終氷期が終わり急激な温暖化による海面上昇が始まり、日本列島はアジア大陸から分離して現在のような島国に生成されました。

その後、縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代、戦国時代、安土桃山時代、江戸時代、明治時代、大正時代、昭和時代、平成時代を経て現在の令和の時代へと繋がっています。

日本史は日本の古代からの大きな出来事が歴史文献などで語り継がれています。
「戦国」「江戸幕府」「開国」「明治維新」「大正デモクラシー」「戦争」など・・・。

現在でも各地の人気の観光スポットでは、城・寺社仏閣・古墳・おすすめの歴史的建造物で当時の日本の姿を知ることができます。
また長い間受け継がれてきた日本の伝統文化・伝統芸術・伝統工芸も歴史的文化として海外でも人気があります。
テレビの大河ドラマや時代劇、映画などでも日本の歴史を知ることができ、人気の番組は海外でも多くのファンがいます。

おもてなしの心を持った現在の日本の国際化は長い歴史によって生まれているのです。

海外で人気の「忍者」「侍」

鎧の画像
写真:鎧

外国人の思い浮かべる日本の歴史のイメージとして強いのは「忍者」「侍」です。
忍者(にんじゃ)は、今から約1400年前の飛鳥時代から江戸時代の日本で大名や領主に仕え、また独立して諜報活動、破壊活動、浸透戦術、謀術、暗殺などを仕事としていたと言われています。
その名は日本国内にとどまらず、世界的にも「NINJA」としてよく知られています。
忍者は伊賀流・甲賀流などいくつかの流派に分かれ、各本拠には多数の忍者屋敷があり、日々の訓練が行われて言われています。
海外では1964年に発行された政治や社会情勢などを扱うアメリカ合衆国の週刊誌『Newsweek』に、忍者の歴史や技の説明や日本での忍者ブームについて触れた記事が掲載されました。
これが欧米の忍者ブームの始まりと言われています。

忍者が登場する最初の海外作品は1967年に公開された『007は二度死ぬ』で、この映画が現代版忍者の海外での最初のイメージを作りました。
1970-1980年代には格闘技としての忍術や、忍者トレーニングなど、忍術の実践そのものへの熱意が広がりました。
1980年代には、アメコミとして登場して後にアニメ化された『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』など、様々なジャンルの作品が作られ、海外でのニンジャブームを不動のものとしました。

「忍者」と並び外国人に人気がある日本のおすすめの歴史は「侍」です。
こちらも「NINJA」と同様に世界的に「SAMURAI」としてよく知られています。

侍の歴史は約1200年前の平安時代に生まれたとされています。
自分の土地を守るために、立場の弱い農民は武装するようになりました。
次第に自警団が出来上がり、その集団を「武士団」、その武士団に所属する戦闘要員を「武士」と呼ぶようになり、後に「侍」と呼ばれるようになりました。

海外に「侍(SAMURAI)」が知られるようになったのは、世界的にも有名な映画監督・黒澤明の「七人の侍」が1960年代に大ヒットしたことによります。
その後、多くのアニメやゲームなどで「侍」が描かれています。

ニンジャやサムライに憧れて、日本の文化や歴史に興味を持った外国人は「織田信長」や「豊臣秀吉」を好きな戦国武将として名をあげます。
「日本=忍者」「日本=侍」というイメージが深く根付いており、今も日本の街中には侍・忍者が存在すると誤った日本のイメージを持たれてもいます。
「日光江戸村(栃木県)」や「東映太秦映画村(京都)」は侍や忍者が体験できる歴史的テーマパークとして人気の観光スポットです。

日本の近代史

日本の元号の画像
写真:日本の元号

第二次世界大戦に敗れ、大不況となった日本でしたが、日本経済は爆発的な成長を遂げ、戦後わずか30数年の1980年代半ばにアメリカ合衆国に次ぐ経済力を持つまでの軌跡の復興を成し遂げました。
この1980年後半から1990年代の好景気をバブル景気と呼ばれましたが、1990年代に入ると共に崩壊したのです。

2019年には日本の大きな歴史の節目となる天皇の退位による「令和」という新しい時代が始まりました。

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