花火大会「神明の花火」動画紹介
今回は、『AQUA Geo Graphic』さん制作の『[4K] 花火師が選ぶ日本一の花火大会 神明の花火 2019 グランドフィナーレ - Shinmei Fireworks 2019 Grand Finale - (shot on BMPCC4K)』という動画を紹介します。
神明の花火大会(しんめいのはなびたいかい)とは
写真:神明の花火会場・笛吹川河川敷
山梨県内最大規模の「神明の花火」と呼ばれる「市川三郷町ふるさと夏まつり」は、伝統と歴史のある花火大会です。
動画は、2019年第31回神明の花火のグランドフィナーレの様子を臨場感たっぷりに楽しめます。山梨県西八代郡市川三郷町の笛吹川河川敷で開催され、最大2尺玉の花火をはじめ、合計2万発もの色鮮やかな花火が夜空を彩りました。
本来は、近隣のホテルに泊まりながら神明の花火を楽しむツアーが組まれたり、有料観覧席エリアのチケットが完売するなど、毎年盛大な賑わいをみせる神明の花火イベント。
ですが、新型コロナウィルスの影響で第32回は中止となりました。昨年、第33回の神明の花火は時間短縮、無観客での開催となり、テーマがある打上構成の花火をライブ配信で楽しんでいただくという、実行委員会のサプライズ演出もありました。
2022年の第34回神明の花火大会は、コロナ禍での開催ということもあり、感染症対策もとりながら開催されることに。2022年8月7日の花火の日、午後7時15分から開催されます。
神明の花火の歴史
写真:山梨県・武田信玄像
神明の花火の起源は、戦国時代の武将「武田信玄」が戦の狼煙をあげたことから始まります。
平安時代に紙を漉く技術を伝え、民の生活を豊かにした「甚左衛門」を祀った神社の祭典が神明の花火の原点ともいわれています。町は和紙の産地としても栄え、「市川和紙」は、花火づくりには欠かせないものとなっていきます。
江戸時代には、日本三大花火の一つとして数えられるようになった市川花火は、花火の町としても知られるように。
日本一の花火師が創り出す芸術性
山梨県内の花火師の約半数が市川にいたとも言われ、町内の約1割の世帯が花火づくりに携わっていた時代も。「花火の町」の打ち上げを担当するのは、地元の花火業者です。
日本全国各地で賞を受賞する、齊木煙火本店やマルゴーが、音楽とカラフルな花火で見ごたえのある神明の花火ショーを演出します。天候や風、風向きによって大きく左右される花火を、芸術性高くここまで見事に繰り広げる神明の花火は圧巻です。
音楽と色鮮やかな花火の感動演出
写真:山梨県・神明の花火大会
グランドフィナーレで、たたみかけるような感動を届けてくれた煙火店マルゴーのスターマインは、絶妙なプログラミングで多くの人が目を奪われました。
レインボーカラーの花火が、まるで生き物のように音楽に合わせて動く姿は、もはやミュージカルを観ている気分に。日本の打ち上げ花火といえば、ビビットなカラーが主流でしたが、淡い水色やレモンイエローなどのパステルカラーが漆黒の夜空を優美に舞います。
神明の花火まとめ
日本を代表する神明の花火は、令和の現代において進化し続ける、花火師たちの熱い想いが詰まった花火大会。
この動画からは、映像とは思えないほどの美しい花火と、花火師たちの魂の熱を感じとることができます。観終わった後には、動画の中の観客と共に思わず感嘆の声をもらしている事でしょう。
【公式ホームページ】神明の花火トップページ - 市川三郷町
http://www.town.ichikawamisato.yamanashi.jp/shinmei/
【トリップアドバイザー】神明の花火大会
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121175-d10019707-Reviews-Shimmei_Fireworks-Ichikawamisato_cho_Nishiyatsushiro_gun_Yamanashi_Prefecture_K.html
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