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人形町今半のすき焼き、醍醐味は生卵と仲居のおもてなし精神

こちらの動画は「ANA Global Channel」が公開した「SUKIYAKI - IS JAPAN COOL? WASHOKU - 和食 (すき焼き)」です。

明治時代に登場した牛鍋。
そこから発展して生まれたのがこの動画で紹介されている「すき焼き」です。
関西と関東で調理の仕方が違う、また各家庭でそれぞれの味付けがあるなど多少の違いはあるにしろ、日本人にとって「すき焼き」はハレの日に食べる特別料理、つまりごちそうのひとつとして多くの方に親しまれています。

この動画で紹介されている東京都中央区日本橋人形町今半では、日本の最高峰のすき焼きを提供しています。
今半のすき焼きは肉の品質だけでなく、具材や具材の切り方、調理の方法にまでこだわり抜いた絶品の和食グルメです。

人形町今半のすき焼きの調理方法

動画でご覧になれるように、人形町今半のすき焼きは煮るのではなく「焼くように炊く」のが特徴です。
まずは割り下を薄く引いた鍋に牛肉を一度に食べる量だけ入れます。
その際、牛肉は広げて並べ、重ならないようにするのがポイント。
そうすることで味がぼやけることなく、ダイレクトに肉の旨味が口の中に広がります。

肉がピンク色から茶色に変わったらひっくり返す合図です。
その後の火の通し方でミディアムロゼからウェルダンまでお好みでどうぞ。
肉の焼き方でそれぞれ旨味が変わってくるので、自分好みのこだわりを探してみるのも一興です。

すき焼きには牛肉のほか、ネギは欠かせません。
しっかりと火を通したネギは甘くて舌触り、歯触りも抜群です。
そのほか焼き豆腐、春菊、白菜、さらに椎茸や白滝、お麩もすき焼きの定番の具材です。

人形町今半では、すき焼きの肉や具材は生卵にくぐらせて食べることを推奨しています。
とはいえ、生卵に抵抗感をもつ外国人は多いものです。
宗教や文化の違いがあるため無理強いはできませんが、甘辛く煮えた具材と生卵の食べ合わせはすき焼きの醍醐味とも言えるので、是非チャレンジしてみてほしいものです。

人形町今半のおもてなし

鍋物といえばだしの中で具材をグツグツと煮てそれぞれ箸を進めるものですが、人形町今半のすき焼きに限っては仲居の存在が欠かせません。
仲居は鍋奉行のプロとして、鍋の中すべてのことを管理するほか客の小皿に取り分けまでしてくれます。
プロが付きっ切りでお世話してくれるからこそ、お客さんは食べることに専念でき、さらにちょうど頃合いの肉や具材を口に入れることができるのです。
このことから人形町今半のすき焼きは一般的な鍋物ではなく、鉄板焼きと同じようなパフォーマンス料理とも言えるかもしれませんね。

人形町今半のすき焼き紹介まとめ

外国人の方の中には日本食の代表であるすき焼きを食べたいと思っても食べ方が分からない人も多いようです。
人形町今半のように仲居の存在があると心強いことでしょう。
120年以上もの長い歴史と伝統を受け継いできた人形町今半のすき焼きで、日本食の真髄とおもてなしの精神を同時に味わってみませんか。

この記事を書いた人
最終更新日 : 2022年5月28日
日本
鈴木 正孝(Masataka Suzuki)
浅草住みの気ままライター。旅行と小説を読むことが趣味
世界中の食通が絶賛する「すき焼き」に舌鼓!120年の歴史ある人気の老舗店、東京都中央区日本橋人形町の「人形町今半」がおススメの食べ方を伝授!
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