日本海の荒波
能登金剛は、石川県波崎郡志賀町にある福浦湾から関之之瀬まで伸びる約30kmの海岸線です。 日本海の打ち寄せる波によって形成された岩や不思議、断崖絶壁の地であり、能登半島国立公園の代表的な景勝地の1つでもあります。
江戸時代(1603~1868)の浮世絵師・歌川ひおしげげは、地方の風景を描く際に、各地域から1箇所だけを代表として選びました。 歌川広重は、代表作『六十余県名所絵の会』の中で、「能登金剛」の絶景を特別に「能登滝の浦」と名付け、岩門、鷲の巣岩、不動の滝などの名所を紙に描いています。 また、能登金剛は松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台にもなっています。
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