宇宙ステーション補給機こうのとりの動画をご紹介!
こちらの動画は「JAXA | 宇宙航空研究開発機構」が公開した、「宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)ミッションダイジェスト」です。
こちらの動画で紹介されている宇宙ステーション補給機こうのとり(「H-II Transfer Vehicle: HTV8」)は、日本で開発された国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶための、無人の宇宙船として運用されています。
そのミッション成功率は100%で、補給能力も世界最大級を誇ります。
こちらの記事では動画に沿って宇宙ステーション補給機こうのとりを紹介します。
動画で紹介されている宇宙ステーション補給機こうのとりの特徴とは?
宇宙ステーション補給機こうのとり8号機は、宇宙利用の拡大のため、また将来の宇宙探査技術を試す機器の輸送のため、新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)の開発に向けた実証実験を開始しました。
動画の0:58からご覧になれるように2019年9月にH-IIBロケット号機は種子島宇宙センターで打ち上げられ、地上高度400m、秒速約8kmで地球を周回しているISSに接近します。
従来の「こうのとり」の姿勢制御センサーは地球を軸として自身の姿勢を制御していましたが、宇宙での物資輸送のポイントを踏まえ、「こうのとり8号機」からは星の位置から制御するスタートラッカ(恒星センサ)を採用しました。
こちらは動画の1:46より紹介されています。
また、技術実証では、船内容補給物資の輸送能力を高めるための新型補給ラックの採用などで搭載能力を約30%向上させました。
動画で紹介されている宇宙ステーション補給機こうのとりの補給ミッションとは?
動画の2:29からご覧になれようにISSロボットアームによりキャプチャされた「こうのとり」はISSと結合し、約34日間の補給ミッションを開始しました。
食料のほかに新型バッテリーや、小型衛星光通信実験装置SOLISSなど惑星探査のための輸送機器も補給しています。
動画の3:35には、小型衛星光通信実験装置SOLISS搭載全天球カメラ映像が紹介されています。
さらに、宇宙空間の生物培養について調べる装置「細胞培養装置追加実験エリアCBEF-L」や、「地盤の重力依存調査装置」と呼ばれる、砂時計を搭載した装置も調査されました。
日本実験棟「きぼう」では、超小型衛星の軌道投入も行なっています。
宇宙ステーション補給機こうのとりの紹介動画まとめ
動画の5:11からは、34日間のミッションを終え、大気圏に再突入した宇宙ステーション補給機こうのとり8号機の勇姿が撮影されています。
今回の宇宙ステーション補給機こうのとりの補給ミッションは、日本の精密な宇宙技術力によって無事成功したと言えるでしょう。
【公式ホームページ】宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機 特設サイト | ファン!ファン!JAXA!
https://fanfun.jaxa.jp/countdown/htv8/
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