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茨城県「北ジオパーク」とは?

こちらの動画は「いばキラTV - IBAKIRA TV -」が公開した「【絶景茨城】茨城県北ジオパーク[4K] | VISIT IBARAKI,JAPAN」です。

こちらの動画で紹介されているジオパークとは地域を形成してきた長い歴史を地層や岩石、化石などから学ぶ大地の公園という意味です。
茨城北ジオパークに行けば日本誕生の歴史から今までのことを壮大なスケールで学ぶことができる人気の観光名所です。
茨城県の北部には緑あふれる山々、紅葉の渓谷、海岸などの地層から白亜紀の翼竜やアンモナイトの化石が見つかっています。
こうした地球規模の歴史をガイド付きのツアーや各種のイベントを通じて、日本だけでなく世界中の人々が楽しみながら学べるおすすめスポットが茨城北ジオパークなのです。

日本の大地と自然を丸ごと学べる大地の公園

茨城・北ジオパークの画像
画像引用 :YouTube screenshot

茨城北ジオパークでは5億年にわたる日本列島誕生の歴史を実際にトレッキングしながら体験できます。
太古から日本には動物や植物が命の営みを続け、祖先が残した日本人のルーツを楽しく探りながら学ぶことができるのです。
茨城北ジオパークで最も古い第1の章の時代は「日立」エリアです。
ここには古生代(カンブリア紀、5億4200万年前〜2億5100万年前)の地質を見ることができます。
古生代は日本最古の地層と言われています。
こちらは動画の0:33よりご覧になることができます。

中生代(2億5100万年前〜6550万年前)の第2章の時代は八溝山ジオサイト、花貫渓谷にあります。
袋田の滝ジオサイトや常磐炭田ジオサイト、五浦海岸ジオサイトでは第3章の時代(6550年前〜259万年前)の地層や化石を実際に手で触れて体験することができます。
このように茨城北ジオパークは茨城県北部の広大なエリアに渡って存在しているのです。

茨城県を地層別に分類

茨城・北ジオパークの画像
画像引用 :YouTube screenshot

では茨城県の主な観光地や景勝地を地層別に分類してみましょう。
第1章の時代はカンブリア紀でおよそ5億年前の地層です。
日立市にある日立鉱山で日本最古の地層が発見されました。

第2章の時代(およそ2億4000年前)の地層は「ひたちなか市の平磯海岸」、「高萩市の花貫渓谷」、「大子町の八溝山」、「北茨城市の花園渓谷」などがあり、この時代に今の日本列島の土台が形成されたと言われています。

第3章の時代(およそ2000万年前)は現在の日本列島の形がほぼ完成したと言われている時代です。
この頃の様子を示す地層や化石は「北茨城市の五浦海岸」、「常陸太田市の竜神峡」、「太子町の袋田の滝」、「北茨城市全般、常陸炭田」などで確認することができます。
こちらは動画の2:31よりご覧になることができます。

第4章の時代(現在の世界)はおよそ259万年前から始まります。
地質学的な現在の始まりにはまだ文明はおろか人類が存在していないのですから悠久の時の流れに大いなるロマンを感じますね。
この259万年前の地層は「大洗町の大洗海岸」、「常陸太田市お棚倉断層」、「常陸大宮市の大宮段丘や多賀山地」、「水戸市の水戸千波湖」、「東海村」などで確認することができます。

茨城北ジオパーク紹介まとめ

茨城・北ジオパークの画像
画像引用 :YouTube screenshot

地層や化石は地球と日本の歴史を知る上で欠かせない重要な文化資源です。
こうした人類の歩みを証明する文化資源を乱開発から守るための活動の一環として作られたのがジオパーク構想です。

茨城北ジオパークには茨城県を代表する自然豊かな景観ポイントが多く、穴場の観光エリアや大自然の中をトレッキングしながら太古の歴史ロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

【公式ホームページ】茨城県北ジオパーク
https://www.ibaraki-geopark.com/

この記事を書いた人
最終更新日 : 2021年9月20日
日本
児玉 勇(Yu Kodama)
日本と焼き鳥をこよなく愛するライター
茨城県の「北ジオパーク」で5億年の旅を楽しむ!雄大な大自然と日本人の祖先が私たちに残したルーツをこの地で学ぶ!
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